へレスのフラメンコフェスティバル
寄る年波にいろいろ変わって行く中で、1年に一回のスペインでの稽古だけは、まだ続いている。大昔はマドリード、その後セビリア、随分前にはイスラエル(コンテンポラリーダンスのような独自のフラメンコの世界を創りだした、セビリア生まれのフラメンコダンサー)の所に通ったり、そして最近はセビリアのアンドレス・マリンのスタジオでコンチャ・ハレニョのクルソーに参加していたが、今年の2月は初めて、へレスのフェスティバルのクルソーに参加してみた。
この時は私の申し込の時期が遅かった為、一度習ってみたいと思っていたマヌエル・リニャンのクラスはすでに満員だった。という事でマヌエル・べタンソスのクルソーに参加した。2時間20分の授業が7日間続く。踊り手の鍛錬になり勿論勉強になったが、パソ(振付)は十分にはいただけなかった。
このフェスティバルは2月と3月を挟んだ2週間の間に、世界中からフラメンコの愛好家達が集まり、主催者側は舞台公演とクルソーを開催し、いろいろな国から来た愛好家に参加して貰い、楽しんで貰おうという街中を挙げてのフラメンコの祭りである。
チェコから来た女性だったと思うが、いつも申し込み開始日の9月1日にすぐPC を開いて申し込むと言っていた。私も今年は早めに申し込もうと思い、9月2日に申し込んで安心していた。ところが次の日にマヌエル・リニャンのクラスは満員というメールが飛び込んできた。人気があるのは分かるけど......凄い!!!約24時間でクラスを満席にするマヌエル・リニャン!!!
冷静に考えれば、私にとってはほかの踊り手でもいいので、すぐに他の踊り手のクルソー参加希望を伝えたけど、確認できるまで不安だった。来年には19回目の開催になる。年々人気が出てきているのかもしれない。
不況の中、フラメンコとシェリー酒で祭りを盛り上げるへレスの人々も愛おしいし、セビリアのような世界的に有名な観光地でもないので、ひっそりとした静謐な雰囲気があるへレスが私は好きです。滞在しているときは毎日散歩をするけど、少し歩くと平原が現れる、何とも都心生まれの私メには嬉しい落ち着いた風景がある。
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