下肢静脈瘤血管内高周波焼灼術
2021年9月のある日、「こんにちは....オペですネ」オペ=(イコール)手術。オペじゃなくてもいいんだけど....自分で決めた...「そう、やろうじゃないの...」部屋に入り着替えをして点滴を始める。この歳になって初めての点滴。
手術台に横になると、周りにいた看護師たちがバタバタと仕事を始める。この点滴も何かあった時の為でもあるらしい。血中酸素濃度を測るためパルスオキシメーターもつけ、心拍数も測っていて、血圧もすぐ測れるように血圧計を巻き付けている。
下肢静脈瘤焼灼術。そして手術は始まる。足に厚紙(?)を覆い、必要な個所だけ見えるように覆った厚紙のようなものを切っている。この辺からオッとうとう現実...と感じる。そして局部麻酔をバンバン打っている様子。大伏在静脈にカテーテルを入れる。焼灼する前に回りを冷やすと聞いたが、方法は分からない、何か少し冷たい。「はい、始めます」という先生の掛け声で機械のスイッチの入る音がブーンと鳴る。「もう一度」で又ブーン。数センチづつずらして焼灼していく。わりと早く終わる。「はい、中は終了」あとはボコボコと浮き上がった血管を切って取っていく。太腿の方はスムーズ(?)に取れた感あり。あとは膝下のボコボコ血管。
実際に患者が手術台に横になってしまうと、血管がスッカリきれいに見えなくなってしまい、事前に黒マジック(?)で写し書くけど、エコーとマジックの線を頼りに大変な作業、大変なテクニックだと思う!
膝下に移る時、先生のひと仕事終わった!もう一つやらなきゃ!!の感があって、私は心の中で「先生頑張って!」と言っていた。局部麻酔は何もかも聞こえてしまう、不安プラス勝手な想像力は割と辛い。寝てしまいたかったがそれは無理。先生はコミュニケーションがとれるこのシチュエーションがいいのだと、おっしゃっていました。
手術中痛い所には麻酔の注射を加えて下さりオペは進んだが一ヶ所痛みが消えない所があり、「まだ痛いです」と云うと「ここはやめよう」という事になった。これが全身麻酔ではない利点なのかもしれない。
最終的にメスが入った箇所は9箇所でした。小さな切開と思われますが傷口は縫合しました。抜糸とかのことを手術前には一切考えなかった私メ、やはり2・3週間怖くてサパティアード(足さばき)に力を入れる事は出来ませんでした。
現在手術後そろそろ二か月になりますが、部分的に血管のツッパリ感は残っています。三ヶ月位で消えるのかも...。
このオペは患者が立った状態をキープして磔状態で行えば...ボコボコ血管はしっかり見えるが、出血大サービスで直ぐシニイタル💀💀....いやはや、本当にエコーとマジックの線だけで手術をなさる先生に脱帽で、ブラボー!!!でした。
下のお写真は2020年3月のJEREZのフェスティバルの後に訪ねたアランフェス地方のオビエドの花屋さんで~す。
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